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ねとねとねとはのねとねと日記

現実と想像とマンガ

漫トロピー

漫トロピー⑪

4月4日。一番最初に新入生が来てくれた日だから、当時のことは比較的鮮明に記憶に残っている。 私と渡来僧天国(HN)とで出町柳駅まで、事前に連絡をくれていた一人の女性を迎えに行き、当時の活動拠点であった「ルネ」に戻った。すると、わんだ(HN)と見知らぬ…

漫トロピー⑩

作ったビラを配るのは4月になる。京大の場合は、健康診断の時に配るのが通例である。以降は、授業が行われる教室の机の上に置くとか、共用掲示板に張り出すとか、まぁそれくらい。 しかし、まだ時は3月。3月にできる、勧誘のタイミングとは何か。それは、…

漫トロピー⑨

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ~これまでのあらすじ~ 私の名はねとは。漫画を読むことに人生の意義を見出す種類の人間である。 ときは大学の3回生時。周りにはあまりその種の人間がおらず、そうい…

『漫トロピー』と『漫画トロピーク』

これまでこのブログにおいて、京大のサークル、『京大漫トロピー』の結成までの経緯を紹介してきた。 今後ゆっくり、始動後から軌道に乗るまでのアレコレを書いていきたいと思うが、その前に、ある程度、タイトルの2つのサークルの概略をご紹介しておきたい…

漫トロピー⑧ 《漫トロピー結成篇 了》

ルネにて。 まず彼、Mに、メールでは伝えきれなかった、細かな僕の考えを伝えることから始めた。 改めて、漫画読みサークルが京大には存在しないこと、無ければ作ればええやろという発想に至ったこと、それを我々から始めようということ、そして、東大にはそ…

漫トロピー⑦

東大の漫画読みサークル「TMR」。 彼ら彼女らの冊子を読み終えたとき、様々な感情が湧いた。 「すごい」「羨ましい」「悔しい」。そして「ナンデ?」。 僕は精神的ジジイへとメタ擬人化し、エアお孫に脳内で話しかけられた。 「ねぇおジイちゃん、東大にはこ…

漫トロピー⑥

時は2007年の年末に移る。冬コミである。 ここでも記憶ははっきりしないのだが、それまであまりコミケというものに足を運んだことは無かったと思う。むしろこの時が初参加だったかもしれない。 特にお目当ての同人誌があったというわけでも無いのだが、例に…

漫トロピー⑤

彼とは高校の同級生だった。だから初めて会ったのは、”多分”高校の時である。なぜ”多分”かというと、高校の同級生だったけれど、当時喋った記憶が特に無いのだ。どこかで喋った可能性はあるが、喋ってない可能性も同じくらいにはあった。 そして彼と初めて確…

漫トロピー④

そこはキャンパスの中でも出店が最も多く立ち並ぶ、中央グラウンドの中だった。 確か”お祭り広場”みたいな学祭限定の名称を持つ広場だったと思うが、四辺にまんべんなく、やれタコ焼きやら、やれインドカリーやら、やれ特製ギョーザやら、やれ占い屋さんやら…

漫トロピー③

なんやかんやで、僕は学年として、3回生に上がっていた。年にして、2007年のことだった。 どこか大学内に、漫画を読む専門のサークルが無いものかと、掲示板の張り紙を見て回ったり、ネットの書き込みを探してみたりなどをして、ウロウロと日々を過ごしてい…

漫トロピー②

時は2008年が明けたばかりの冬の頃。山科駅。客を待つタクシーもどこか寂しげにみえる、寒い夜。 飲み会の帰りで少し酔っていた僕は、その場所その時にふと思い立ち、とあるメールを友人に送ろうとしていた。 詳しい文面までは覚えていないが、ほんの数行だ…

漫トロピー①

「あの時」。「しなければ良かった」こと。「して良かった」こと。人生を今、振り返ってみるとして、どちらの方が多いだろう? もちろん答えは人によって様々だろうけれど、一般的には、どちらかというと前者の方が多い気はする。往々にして、人は良い結果よ…