ねとねとねとはのねとねと日記

現実と想像とマンガ

現実的な日記

毎朝目を覚ますと僕の顔の前には、同じ顔をしたウマが四匹いる。

ウマの名前は「ウマちゃん」「モモちゃん」「第三のウマ」「野生のウマ」だ。

鳴き声は全匹同じで、毎朝毎晩、ウマウマ鳴く。当然、今朝方もそろってウマウマウマウマ、鳴いていた。

加えて二匹のアヒルもピーピーピッピピッピ鳴くものだから、ベッドの上は賑やかだ。

アヒルはウマの馬主だと勘違いしているし、ウマもアヒルが自分の主であると勘違いしているものだから、滑稽だ。アヒルがウマを引き連れて歩くなんて。

 

僕は外界に対する防御機構がかなり弱い。

数々の物語の泡を身にまとって鎧にしているが、社会が放つニードルには全く歯が立たない。少なければ避けれるが、多ければ肉が貫かれる。世に生息する魑魅魍魎は恐ろしい。

一つの正解は「戸じまりすとこ」であるが、かといってずっと狩りに出ないと餓死してしまう。だから時々外に出るわけだが、危ないときにはアヒルのピーちゃんを召喚することにしている。もちろん、生身のピーちゃんは家のベッドの上だから、外を歩いているときはエアー体として呼び出す。巨大化させてトコトコと僕の周りを歩かせると、不思議と誇らしげな気分にもなる。

 

泡を作る目的や生きる目的などを兼ねて、僕はジャンプを毎週買うことに決めている(中学生の時に決めた)。今日も買った。そして全部は読まない(読めない)。

今週の新連載も厳しみに満ち溢れていた。一応、ギャグ漫画と謳われているが、中途半端だ。カラーページの導入はまだいいとしても、カラー開けの冒頭4ページで、主人公と世界観の紹介に失敗している。絵の説得力の無さや、周囲のリアクションのわかりづらさ、モノローグの多用などで、バネは縮まらず、結果、掴みの天丼は空回りし、物語に加速度は付かなかった。

先週の新連載は、どこか『pupa』を彷彿とさせた(悪い意味で)。

じゃあ何を楽しみにしているかというと、主に『鬼滅の刃』と『ゆらぎ荘』『ラブラッシュ』だろうか。

それらの話はまた後日書こうと思うが、後者2つが好きなのは、今年ニセコイが二重の意味で終わったことが大きいかもしれない。