ねとねとねとはのねとねと日記

現実と想像とマンガ

私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い! 喪144 ~わたモテはゆり漫画である~

敬虔なワタモティストである私にとっては、そろそろゆりちゃん回が来るであろうことは分かっていた。無論お前らもそうだったろう。GWの予定は全て消化されていたはずだし、あるとしたら弟のイベントか、唐突にネモ特別回が挟まれるか、それくらいだろう。いずれの可能性もそう高くはないと思われた。畢竟、ゆりもこ名前呼びイベントが濃厚だったのである。心構えはできていたはずだった。そうだろう?

更新時間である午前11時30分の少し前、私はオサレな喫茶店に入り、カウンター席に腰掛け、エビカツサンドイッチとウィンナーコーヒーを注文した。アンティークの時計をはじめとした調度品の数々が、さりげない程度の密度で飾られており、年月による選択と淘汰を思わせる内装だった。まさに優雅にわたモテを楽しむに不足ないお店に思われた。運ばれてきたサンドイッチをかじり、コーヒーの心地よい香りに包まれながら、私はその瞬間を待った。これほどまでにオサレを準備すれば、完全にわたモテを楽しめるだろう?

そんな傲慢が全ての過ちであった。1ページ目を開いた瞬間、およそ三ヶ月ぶりに姿を現した生ゆり、そしてタイトルの"名前を呼び合う"に金剛を叩き込まれ、脱出不可能の煉獄が繰り出された。わかっていたはずなのに避けられなかった。私は激しく動揺した。手は震え、汗が滲み、口が渇いた。気持ちを落ち着かせようと手に取ったコーヒーは盛大にこぼし、サンドイッチには味が無かった。現実には意味が無かった。生ゆりにだけ存在があった。そしてゆりもこという関係性があった。そこにはオサレな喫茶店はもちろん、私も存在する価値が無かった。私はこれから先、どう生きていけばいいのだろう。壁や椅子にでもなれば良いのだろうか。

更新からの二日間、およそゆりちゃんのことしか考えずに日々を送ってきたが、現実との折り合いも兼ね、今回記事を書くこととした。お前らも早く目を覚まさねばならない。過酷な現実がそこにはあるが、目をそらし続けると、生存ができない。生存ができないと、ゆりちゃんに会えない。ゆりちゃんに会えないと、生きる意味が無い。生きるためにも、私といっしょに生存しよう。

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お前らの視線の動き程度、私にはわかる。ページを開いたとき、まずは改札を通る生ゆりが目に入る。つまりゆりちゃん回だと察する。お前らは瞬間、発狂しそうになるが、まだ慌てる時間では無いと、心を落ち着かせる。しかし次の瞬間タイトルが目に入る。このタイトルは約束されし勝利を意味している。

人間の脳はそう頑丈にはできていない。ちょっとした衝撃で簡単に異常が生じる。過酷な現実を生きるお前らはそのことをよくわかっているはずだ。だから、色々な方法を用いて、ストレスを分散させたり、ごまかしたりして、なんとか騙し騙し、脳の機能を正常に保とうと努力している。しかしそんな努力はゆりもこの前では全く役に立たない。全てが水の泡である。そしてこのタイトルはどう考えてもゆりもこである。本当にありがとうございました。

ところで今回の話の見どころは、ゆりもこ以外にもたっぷりとある。マジでたっぷりとある。キャラの関係性は錯綜に錯綜を重ねており、全コマを取り上げたいところなのであるが、この記事ではゆりもこ一点特化とする。

そうした視点で今回の話を読むと、15ページ中、実に11ページ目までは、NOTゆりもこなのである。いや、ゆり→もこに関してはたっぷり描かれているのであるが、ゆり↔︎もこは11ページ目まで出ないのである。わかりますよね?

そしてこの約10ページの間、ゆり→もこを描くと同時に、同時にですよ?、うちもこ、ネモクロ、きよもこ、かともこ、わだもこ、のみならず! 座席表からの無限の可能性に、ネモゆりも描くし、キバ子もキャラを立たせるし、ちょっとした描写だけで吉田さんが遅刻してすぐ寝てることも描けてるし、この漫画いったいどうなってんの??  へたな漫画の単行本一巻分くらいの情報量がここにはあるで??

もう一回言いますけど、ゆりちゃんが名前を呼びたくてヤキモキしている描写と、もこっちを始めとした群像劇の描写が完全に両立してるんですよ。GW明けに席替えがあるっていう予告はだいぶ前にされてたから、いつかそれで話を作るんだろうとは思ってましたけど、鮮やかに成り立たせすぎでしょ?? ハンターハンターで言ったら、アルカ編と選挙編を完全に両立させたのと同じくらいの錬成度でしょ。

フー、ちょっと気持ちを落ち着けるで……。そう、もこっちの名前を呼ぶ直前のゆりちゃんのように息を整えて……。

改めて、11ページ目からはじめていくで。

 

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アッ、アァーー!!!!!

アーーーーーー!ゆりちゃん!アァーーーーーー!!!!!!! 

なにこれ、なにこれ???アァーーー!!!!!!! 

フゥー、フゥ、フゥ、フゥー、フゥ、フゥ、フゥー、フゥ、フゥ、フゥー

アァーーーーーーーー!!!!

お医者さん!!!お医者さん!!!!!!!アーーー!!!! 

 

 

 

はい。

それで次のコマであるが、

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注目すべきは、もこっちの吹き出しが、徐々に歪んでいくところである。目のグルグル具合や、後のセリフから考え合わせるに、この場面のもこっちはだいぶ動揺しているようである。直前まで、ゆりちゃんと呼ぶことに関して逡巡していると思われる。結果、苗字で呼んでしまうわけであるが、なぜ苗字になってしまったかというと、これは"みんなの前で"言うのが照れくさかったからである。なぜなら、

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靴箱の前でゆりちゃんを呼び止めるときは(ゆりちゃんが何故怒っているかわかっていないのにも拘らず)名前で呼んでいるからである。これは重要なことである。強調しておくが、もこっちは、ゆりちゃんと二人きりのときには、 "ゆりちゃん"と呼べるのである。他の人がいる前では、少なくとも現時点では、呼べないのである。

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そして最終コマのこれである。わかるか? 「そういやお昼のあれ何?」である。この直前のコマでも"智子"と呼ばれているのに、そのことに関しては言及していない。つまり、これもさっきと同じ、"みんなの前で名前を呼ばれることが恥ずかしい"のである。言い換えると、"ふたりの時なら智子と呼んで良い"のである。わかりますか??

ゆりちゃんの「!」の意味合いについても考えていただきたい。この「!」は、もこっちが"みんなの前で"名前を呼びあうことに恥ずかしさがあっただけであり、"ふたりの時に"名前を呼びあうことに関しては問題が無いのだと理解したがゆえの「!」なのである。直前のコマにおいてゆりちゃんのわだかまりが解けたように見えるが、真にわだかまりが解けたのは、この「!」においてであろうと推測される。この喪144において、最も密度の高いセリフはここの「!」であろう。思考と感情が凝縮されているのである。一見、余韻を残すようなコマに見える最終コマだが、その実、見逃せないコマなのである。 

では結局、一体何が起こっているのかというと、もこ→ゆり警報が鳴り響いているということなのである!!!! 「名前で呼びあうのはふたりの時ね、みんなの前では恥ずかしいし」と言っているのと同義なのである! 隠れて付き合ってる恋人のムーブかよ! あたまおかしくなりそうだわ!!!! なにしてくれとんねん!!!!!

今回の記事で一番言いたかったのはこのことだったのだが、最終コマ手前も見逃せない・・・最後にこちらも触れておこう・・・。

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尊すぎて死にそうになるコマであるが、落ち着いてほしい。けっこう感慨深いコマなのである。というのも。

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上が修学旅行中、下が修学旅行直後であるが、つまり、ゆりちゃんがもこっちのことをバカだと思っていたのは、ほとんど初対面時からなのである。しかし、バカと口に出したのは、作中では今回が初めてなのである。そして、こちらとも比較してみよう。

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もこっちがほとんど同じ反応をしている点から、作者も対比を意識している可能性は高い。

どちらの場面でも、もこっちはムッとした反応を返しているが、「バカ」と発言したネモもゆりちゃんも、愛情を持って言っているであろうことは想像に容易い。「バカ」と愛情を持って言える関係というのは、かなり近い関係性なのだろう。

ネモは遠足でもこっちに急接近し、そして成功したがゆえに(ネモクロ呼びなど)、このような近い関係性が結ばれた。俗な表現でアレだが、遠足の一日で、ネモはゆりちゃんを抜き去ってしまっていたと言えないこともない。ネモは関係を作るのが早いのだ。

しかし、ゆりちゃんは、修学旅行以降、地道に地道にもこっちと関係を作ってきた。そしてついには、今回、「バカ」呼ばわりすることができるくらい、もこっちとの関係を築くことができたのである。ネモから少し遅れて、この関係性を得られた。いや正確に言うと、「バカ」と気兼ねなく呼べると"ゆりちゃん自身が"自信を持てる関係にようやくなれた、のだろう。

そういった意味でも、なかなかに感慨深い一コマなのである。

 

少々取り乱した場面もあったが、言いたかったというか、吐き出したかったのは以上である。吐き出さないとあたまがおかしくなっちゃいそうだったのである。わたモテという漫画は罪過ぎる。次の更新(ネモ回確定であるが)まで、過酷なる現実世界において、息継ぎをしながら、その日を待ちたい。なお、私はまごうことなきゆりちゃん派なので、やや偏った意見を言っているかもしれないが、お目こぼしいただきたい。

私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い! 喪140 ~加藤さんは決して"マリアさま"ではない~

どう考えてもわたモテが今もっとも面白い漫画ということになっている。このことはお前らも重々ご承知のことだと思う。世の中には摂理というものがある。

当方としても、例えばろくでもない一日の終わりにはわたモテを欠かせない。わたモテを読まないと眠れないし、わたモテを読むと興奮して寝付けないという、正か負かよくわからないスパイラルに陥っており、ある種の精神依存を呈している。

そんなわたモテであるが、現在の最新話である喪140が滅法アツい。寝る前どころでなく、ヒマさえあれば、たとえば横断歩道の信号待ちの時間や、エレベーターを待つ時間などにも読み返している。私はゆりちゃんを愛しており、最高のゆりちゃん回であった喪138を超える話は今後そうそう現れないだろう、超えるとしたらそれはまたゆりちゃんなのであろう、とたかをくくっていたのだが、瞬間、加藤さんの圧倒的戦力に私は為す術なく、細胞単位から自分自身を見直さざるを得なくなってしまった。

100回以上読み返すことによって、少しずつではあるが私は加藤さんのことをわかり始めたような気がしている。お前らにも加藤さんのことを理解って欲しいがゆえ、ひさかたぶりにブログを更新することにした。私といっしょに考察をしよう。対象範囲は喪140のラスト手前4ページの心理戦である。

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このコマから喪140のクライマックスが始まるわけである。宮崎さんのセリフ通り、この2人が"仲良い"のは客観的に見ても意外であるし、もこっち自身も"仲良い"ということにはしっくりきていないはずである。それがゆえに、今回のすれ違いを生んでいるのである。ちなみに、もこっちが喪140内で座るシーンは4回あり、最初の1回だけはミニスカートに合わせて足をしっかり閉じているのだが、以降の3回はだらしなく普段の座り方に戻って足を開けている。この解釈としては、緊張が少しでも解けたと捉えるか、単に疲れが出たと捉えるのか、まだ私にはわからない。ご教示願いたい。

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もこっちの吹き出しの形には常に注目するべきである。緊張が強いときには吹き出しの形は不安定であり、落ち着いているときには安定する。基本的な傾向としては、しゃべり出しの時は不安定で(どもることが多い)、舌が回ってくるにつれて安定してくる。もっとも安定している吹き出しの形は、明らかに手書きではなく、機械的な楕円形である。もこっちが気を許している相手(ゆりちゃんなど)に対してはほぼ楕円形になっているし、もこっち以外のキャラも基本的には楕円形の吹き出しである。我々はもこっちの吹き出しの形から、もこっちの感情の機微を読み取らなければならない。

さて、この2コマでは、もこっちは表情からも加藤さんにかなり気を遣っていることがうかがえる。言い換えるともこっちは加藤さんに距離を取っている。そして加藤さんはそのことを気にしている。さらにもこっちはここで"根元さん"と"田村さん"の名前を出してきた。恐らくこの2人の名前が出たことがとどめとなり、加藤さんから戦いの火蓋が切られることとなる・・・。

なお、ご承知の通り、加藤さんはモノローグが一切無いキャラである。このことが加藤さんの謎めいた雰囲気に一層貢献しているのであるが、悩ましいことに、加藤さんの心情の解釈を難解にもしている。わたモテにおいて、キャラの三点リーダー「……」にはことごとく深い意味合いが持たせられているのであるが、加藤さんの三点リーダーの解釈はとても難しい。しかし我々はこの苦境にも全力で立ち向かわなければならない。加藤さんの三点リーダーの打破無くして、加藤さんの心情を理解することはできない。

上記のコマの加藤さんの三点リーダーであるが、一日を通して感じられたもこっちの距離感に加えて、さらに上述の通りもこっちが距離を取っていること、客観的に見てももこっちが心を許していると思われる根元・田村の名前を出されたこと、これらのことが加藤さんの心中でないまぜになっている状態を表している、と解釈できよう。

次のコマで「…黒木さん」と加藤さんが語りかけ、そして次のコマ。 

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加藤さんの髪の毛が風になびき、左耳のピアスがチラリと見える。その表情は一見柔らかいが、やや憂いをたたえているようにも見える。

この場面は、加藤さんのこの日一番の勝負どころである。否、この日どころではなく、もこっちに対しての一世一代の大勝負である。加藤さんは賭けている。

ここでもこっちは、何となくただならぬ気配は察知していると思われるが、まだそれが何なのかがわからない。意図が分からず、戸惑っている。しかし、戦いは既に始まっているのだ。

次の4コマで、加藤さんは畳み掛ける。

「私は黒木さんと一緒にこの大学へ通いたいと思ったから今日このオープンキャンパスに参加したけど 黒木さんは違うんでしょ?」

「黒木さんは根元さん田村さん内さんといたいのかなって…」

「私じゃなく内さんと話してるほうが楽しそうだったし」

「私の飲みものじゃなく内さんのを選んだでしょ」

ここでもこっちは加藤さんの意図を理解する。黒木さんは私と同じ大学に通いたいと思ったわけじゃないんでしょ、黒木さんは私よりも他の人と一緒にいたいんでしょ、黒木さんは私と話しても楽しくないんでしょ。もこっちはすれ違いがあることに気づく。自分の思惑とズレてしまったことに、ディスコミュニケーションがあったことに気づく。そのことがもこっちの思考の吹き出し「いやそれは絵文字だから気をつかわないで話せるから」「だって間接キスになるし…」に表れている。このすれ違いが、次のコマからのもこっちのモノローグへと連続していく。

なおこの時点で加藤さんは、もこっちが自分と距離を取っている→自分と親しくしようと思っていないのかもしれない→でも、だとしたら今日一緒の大学に来てくれたのはどうして? と思考していると思われる。このことをはっきりさせるために、加藤さんは戦いを挑んだのだ。

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2コマにわたってもこっちのモノローグが続く。特に上のコマは文字の比率が高い。加藤さんともこっちの表情も描かれている。だいぶコマの中は混雑していると言える。にもかかわらず、「サァァ」という風の擬音と木の葉が描かれている。ここに我々は注目しなければならない。ここで彼女たちの空間では風が音を立てて流れているのである。これは私は時間経過を象徴していると解釈する。情緒的な意味合いも勿論あるだろう。しかしそれ以上に、ここでは、もこっちが時間をかけてしっかりと自分に向き合っていることを示唆しているのだろう。上記のモノローグは時間のかけられた思考である。

風の流れているコマがこの1コマだけであれば、私もさほど注目しなかったのだが、後述するように、もう1コマ、風の流れが表されているコマが出現する。このコマと、後の1コマは、呼応しているのである。

さて、この2コマの内容面についてはどうだろうか。もこっちは、通常、親しくても親しくなくても、人のことを"こいつ"呼ばわりする。しかし、加藤さんに対しては"あのひと"や"このひと"と心の中で呼んでいる。他のそのような対象は今江先輩くらいであり、つまり、一目置いている人、尊敬に価する人に対しては、そのような(心の中の)呼び名にしているようである。

その上での「私がこのひとの友達として釣り合うとは思えん」である。もこっちはプライドが高いようにみえて、その実、自己評価が非常に低い。もこっちは今でこそ、ゆりちゃんやネモたちと仲良くなっているが、従来彼女は自分を大きく見せることでしか人と仲良くなれないと思ってきていた節がある。2月のバレンタインにおいて恐らく初めて自分の等身大を受け入れてくれる友達(ゆりちゃん)ができたのだと認識した、と思われるが(わたモテ語り バレンタイン+α | オーシャンズロデオに詳しい)、まだまだ従来の思い込みが抜けきっていないようである。他人に本性を知られると、幻滅されると思い込んでいるのである。いわんや、相手は、上の存在であると考えている加藤さんである。

しかしもこっちはここで逃げない。もこっちは基本的には真面目であるし、さらに少しずつ成長を遂げてきている。大ボスである加藤さんに対しても、真摯に向き合おうとする。我々は、ここでもこっちの決意に涙しなければならない。なお後ろで蠢いているうっちーについては今回は無視することとする。

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 このコマでまず注目すべきは吹き出しの形であろう。綺麗な楕円形を描いている。もこっちは加藤さんに対しては従来、少なくとも喋り出しは不安定な形を描いていたのだが、ここでは最初からはっきり安定している。もこっちの勇気が表われている。そして真面目な表情。もこっちも勝負に出たのだ。後ろの絵文字'sが脱臭しているが、紛れもなくこの場面はシリアスそのものなのである。我々はもこっちの成長を祝わなければならない。

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このコマでも吹き出しは綺麗な形をしている。ちなみに2年の打ち上げでちんこの話題になった時、隣には加藤さんがいたが、その際、加藤さんの反応は一切描写されなかった。しかしこの漫画では、コマの中では描かれていないところでも、ストーリーは動いているのである。もこっちはその時に加藤さんの前で嘘を吐いていたということをはっきりと認識していたわけである。我々は警戒を怠ってはならない。

そして加藤さんは「それがどうしたの?」とキョトンとした表情で返している。ここで加藤さんは恐らく"それが一体何が問題なのか"と本当に疑問に思っているのである。つまり、この時点ではもこっちの意図を理解していない。突然自分のことをド変態なんだと言い出して、さっきまでの会話と何の関連があるのか、と訝しんでいるわけである。 

加藤さんの反応通り、恐らく多くの人は、ちんこ画像のことは大した問題だと捉えない。しかし、もこっちにとって軽くトラウマとなっていたこの出来事は、てっきりドン引きされると思っていたのに、想定と違う反応が返ってきて、「え!?」となったわけである。

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まだ綺麗な吹き出しである。自分の意図が伝わらなかったと考えたもこっちは、自分のことを買い被っているのだ、と改めて伝えようとする。もこっちは自分を卑下している。ここで加藤さんの三点リーダーが出現する。この解釈は何か? 恐らく加藤さんは、この時点で、もこっちの意図を、何となく察したのだ。もこっちが自分に自信が無いということまでをも。そして加藤さんは返す。そんなことは仲良くならない理由にはならないのだと。変化したフォントから察するに、恐らくは優しげな口調のはずである。ペニスのくだりなどはギャグによる脱臭作用もあるが(タイプってなんやねん)、シリアスな場面は続いている。戦いは、次の第2戦へと引き継がれる。

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もこっちの吹き出しの形が歪む。この歪みの解釈は難しいが、もこっちがたじろいだことに加え、緊張が滲み出たのだと私は考える。何の緊張か? それは、ちんこの話題よりも、もこっちが口にしたくなかったこと、つまり加藤さんに失望されると考えていることを、この後吐露しようとしているから、だろう。背景のグレーのスクリーントーンは、もこっちの不安の表現だろうか?

そして、次の2コマが、この回で最もクリティカルな場面である。

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まず右のコマ。もこっちの吹き出し。もこっちの表情。風に舞う木の葉。加藤さんの表情。加藤さんの三点リーダー。大きくこの5つの情報があるが、我々はどの1つも見逃してはならない。

もこっちは自分のことをド変態である、として話を切り出した。確かに、エロいゲームを見せた、という点は、ド変態と称したことと無関係では無いが、この話題の焦点はそこではない。そもそももこっちは決してド変態であることを加藤さんに知らしめようとしているのでは無く、自分が大した人間では無い、あなたは私のことを買い被っているのだ、ということを知らしめるために、この話をしているわけである。

ここではもこっちは、岡田さんとネモが仲直りできたのは、決して自分の手柄ではない、と言っている。「何もしていない」とまで言っている。加藤さんが自分のことを買ってくれているのは、 このエピソードを誤解しているからだ、と捉えているがために、出てきた言葉である。もこっちはかなり覚悟を決めてこのことを話している。もこっちの表情を見よ。かつてない程に悲しそうにしょげ返った表情である。あなたはもこっちのこんな表情を見たことがあるか? 誤解を知った加藤さんは、自分から離れていってしまうだろう、そこまで想定していてもおかしくないのである。

そして、風に舞う木の葉。前述したように、風が表現されているシーンは、もこっちのモノローグのコマとこれを合わせて、2つだけである。わざわざ木の葉が描き込まれているということを、我々は無視することは出来ない。

考え過ぎだと思うお前らは、たとえば喪122を思い出すが良い。あのエピソードでは舞い散る桜の花びらが印象的であったが、よく見ると、ところどころにスクリーントーンが貼られている花びらがあることに気づく。さらによく見ると、その花びらは、もこっち・ネモが登場しているコマだけに貼られていることに気づくはずである。そして最後のコマには、地面に落ちた、二枚の花びら。このエピソードは複数のキャラが錯綜して登場した回であったが、卓越した演出力により、極めて綺麗にまとまっている。そしてこの花びら、これはつまり、結局はネモともこっちの関係性が主眼であったことを示しているわけである。谷川ニコはここまでやる。花びらのスクリーントーンにまでも意図を仕込むのである。だから今回の木の葉は、決して無視できない。

さて、ではこの場面での木の葉は何を意味するか? これは先述のもこっちのコマと呼応している。このシーンにおいては、風は時間を、時間は思考を示唆する。先述のコマではもこっちは長いモノローグにおいて、深い内省が行われていた。すなわち、今回のコマでは、加藤さんが深い内省を行っていると考えるのが自然である。加藤さんの三点リーダー「……」では、かなりの思考が巡らされているはずである。そして、加藤さんの表情は、仄かな笑顔。では加藤さんはこの場面で一体どのような思考を巡らせているのか?

加藤さんは、これまでのもこっちのセリフから、確信を得たはずである。もこっちの思いを、この「……」において完全に察した。すなわち、もこっちは、過度に自身を卑下しているであろうこと、距離を取っていたのはそのせいであること、そして加藤さんがもこっちのことを買い被っているのだともこっちが思い込んでいるのであろうことを。であれば、加藤さんは反省したはずである。先日のカフェにおいて、加藤さんがもこっちに「黒木さん根元さんと茜を一瞬で仲直りさせたじゃない 私や周りの人が誰もできなかったことをしたんだよ」と告げたことを。このことを、もこっちは、必要以上に気にしてしまった。であれば、加藤さんは、改めてもこっちに告げなければならない。加藤さんが決してもこっちのことを買い被って仲良くしたいと思っているわけではないということ、自身をそんなに卑下する必要は無いのだということを。加藤さんは、可哀想に萎縮してしまっているもこっちのことを、安心させてあげなければならない。

ざっと以上の内容を、このコマで加藤さんは考えていると思われる。

そして、左のコマ。見よ、加藤さんの真剣そのものの表情を。あなたはこんな真剣な加藤さんの表情を見たことがあるか? もこっちの覚悟に反応し、加藤さんもまた、真摯に向かい合っているのである。そして加藤さんは伝える。「何もしていない」ことは無い、偶然かもしれないが、大きなきっかけは作ったし、黒木さんがいなければ仲直りはできなかった、私にはそれはできなかった、ということを。

そして加藤さんは畳み掛ける。第3戦へと続く。

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もこっちの返答を待たずして、「で」と繋げている。もこっちの心配など、なんということはないのだということを、暗に示そうとしているのである。「他には?」というのも、文字どおりに解釈してはならない。この時点で加藤さんはもこっちの意図を完全に理解している。であれば、もこっちが何を言おうと、加藤さんは最早何も気にしない。もこっちが卑下していることを、加藤さんは黙々と棄却していくだけである。

もこっちは完全にたじろいでいる。自分が覚悟完了、意を決して告白したエピソードが、一瞬にして退けられたからである。言うまでも無く吹き出しは不安定である。先ほどまで述べていた2つのエピソードに比べて、威力も無い。ここで勝負は決まった。あとは加藤さんはその話題も棄却して、「他には?」とラッシュをかけるだけである。もこっちはもう話せることは無い。

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加藤さんの満面の笑み。そして「よくわからないけど」というセリフ。だが、これまでの考察を踏まえれば、「よくわからない」訳が無い。加藤さんはもはや全てを理解している。であれば、どういう意図を持って発せられたのか? それはもこっちを安心させるがために他ならない。「黒木さんがなんでそんなエピソードばかり話すのかよくわからない、だって何も深刻に捉える必要なんて無い話ばかりでしょ? 今までの話の流れと何の関係も無いでしょ?」と。もこっちは何も気にすることは無いし、気にさせてはいけない、そういう気持ちを込めて、この言葉は発せられているのである。もこっちが覚悟を決めて話した、自分の恥部だと思っているところを、「今まで知らなかった黒木さんのこと」に綺麗に変換させてしまっているのである。

そしてこの満面の笑顔には、二重の意味合いがあると考える。一つは、もこっちが覚悟を決めて話したことにより気づけた、ただの誤解・すれ違いだったのだという安心、加えて、もこっちが歩み寄ってくれたという事実による、嬉しさ。つまり、加藤さんの本心の笑み。そしてもう一つは、もこっちを安心させようとする意図を持ったスマイルである。

この加藤さんの笑顔をもって、戦いは終焉を迎える。ずっと戦いに喩えてきたが、別にどちらが勝ったというものでもない・・・が、あえて言うならば、加藤さんの圧勝である。なぜか。それは、戦局を最終的に掌握していたのは加藤さんだからである。もこっちは、最後には加藤さんの意図に気づけていない。

もこっちも精一杯だったが、加藤さんも精一杯だったのだということを、もこっちは理解しきれていないのである。二つ目の風が吹いていたコマから、加藤さんは思考を巡らせている。あたかも聖人君子のように、”マリアさま”のように、なんという考えもなく、もこっちの全てを受け入れようとしているように、読者に対しても、もこっちに対しても、一見映る。しかし加藤さんは必死だったはずなのである。もこっちが離れていってしまわぬよう、自身を過小評価せぬよう、安心させるよう。

だから決して加藤さんは"マリアさま"では無い、というのが、今回の記事の結論である。過大評価されがちな、一介の女子高生なのである。だから、お茶を飲まれなかったときも、あんなに悲しそうな表情を浮かべたのである。

この後の最終ページについての詳細な考察は避けるが、一仕事終えた加藤さんの表情はとても柔らかいように見える。ようやく余裕が生まれたのであろう。

 

この喪140における、上記の攻防は、一コマ一コマの情報量が半端では無く、また加藤さんというモノローグ無しの難関キャラがために、考察は難航した。そのため、100回読まなければ気づけない景色があった。しかしその景色は美しいものであった。一読しただけでは、加藤さんは"ただの"マリアさまに見える。しかし、考察してみると、実はそうではなく、想定以上にもこっちへの情愛が深い一介のクラスメイトであるということがわかった。もこっちの加藤さんへの歩み寄りがあったと同時に、加藤さんからもこっちへの歩み寄りもあったのである。

わたモテという漫画は凄すぎる。一見シンプルに見える絵作りの中には、高度なテクニックが駆使されているのである。そこには作者のこだわりが感じられる。細部にまで魂が宿っている。我々は、その魂に対して、誠実に応えなければならない。次の更新は、9月6日である。この世にわたモテがあるという幸せを噛みしめつつ、その日を待とうと思う。アポカリプスが起こっても、わたモテだけは生き残って欲しい、私はそう願っているのである。

現実的な日記14

久しぶりだな。私はねとはだ。

最近、道に落ちていたデブデブの実を拾い食いしたところ、見事に動くデブになり果てた。悲しい脳、悲しい脳。

痩せたい、痩せたい、と願っているが、一向にガリガリになる気配が無い。当たり前の話だ。ダイエットに成功するには、ガリガリの実を探して食うしか無いのだから。昨晩も、ひょっとして、と思いながら、ゼロ時にタコ焼きを食った。まだ痩せてないから、あのタコ焼きはハズレだ。ふざけるな。

ところで書きかけの記事が山ほど残っているが、心から、続きを書きたい、書きたい、と願っている。願うのは罪では無い。喜ばしいことだろう?  特にロッタレインのはちゃんと書きたいと思ってるけど、アレ精読するの、ごっつエネルギー要るから、ねとねと動きづらい。スマン脳、スマン脳。。。

マンガはちょこちょこ読んどる。最近やたら話題になってる、わたモテを一気読みしてみたら、皆さん仰る通り、ねじれV字型に振り切れてむっちゃ面白くなってて、ひょっとしたら今一番面白い漫画の可能性すらある。ツイ4の「文学少女(偽)」を読んで喜んでる場合じゃなかった。皆、わたモテの7巻まではざっと読んで、8巻から精読するのがよろしい。インターネッツ集合知もそう告げている。従え。

あとイチゴーイチハチが非常に地味な漫画ながら渋く面白い。月1連載かつ地味地味スローペースだから、ゆっくり追ってる人は現段階でかなり少なくなってるだろうけど、これも一気に読むとかなり良い。まだ一刷しか出てないって最近でも作者が呟いてたけど、勿体無い話だ。ガンスリはあんだけ話題になってたのに、売れっ子の作者の新刊だからって無条件に売れるわけでは無いんやな? ちなみにイチゴーイチハチが好みだったから、これまで忌避してたガンスリを今更まとめ読みしたんだけど、残念ながらそっちは当初の予想通り好みでは無かった。好みじゃない理由はいくつかあるけど割愛しておきましょう。

 

というか書くことが無い。正確にいうと、書く価値があるものが何であるのか分からない。カテゴリー無きディメンジョンは、目印の無い荒野の地図を描くようなもので、結局のところは、打ち立てるべきフラッグか、それに類する何かが必要なのだ。

旗を持ってこい。旗を。

松本剛『ロッタレイン』のすべて➁

※ 以降の記事は、私なりの精読を文章化するものであり、既読者向けです。第1~4話まではwebで試し読みhttp://hi-bana.com/works018.htmlできるので、未読者は最低限それは読みましょう。そしてその後は買いましょう。

 

★第1話

そもそもにして、最初の見開きのカットが美しい。どう表現したら良いのか……全てを投げ打ったかのような二人の暗き情愛を感じさせる。この絵だけで、クる人には、クる。作品の方向性を示す、重要なカットだが、この時点で既に私は虜となった。

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物語は、入院中の病室のカットから始まり、バス事故の経緯が説明され、全てを失った主人公が描写される。その心象風景は、現実の風景と重ね合わされる。

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この場面などは一(はじめ)のセリフの介入により、わかりやすいが、全編を通してこの作品、登場人物の心象を風景に投影したようなカットが度々出てくる。読者はそれを読解し、咀嚼し、じっくりと味わう。本作の醍醐味の一つである。

そして失意の一の元に突如、少女・初穂が訪れる。

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画像左のカットは、ラストシーンとの対比を為す。画像右は、少女の美少女性を示すカット。恐らくは唇に力点を置いて作画されているはずである。唇は彼女の美しさを表す象徴として、その後も機能する。

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「来ないで」と意味深な発言を残して初穂は立ち去る。その翌日、彼女と共に、自分と母親を捨てた父親が現れる。「はじめまして」と告げる初穂。父親の前では、無邪気な振る舞いを見せる彼女だが、一に対しては静かな目配せを送る。

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個人的には、画像右に示した"目配せ"が、第一話最大の見所であった。「わかっているでしょうね」といわんばかりの冷たい視線。しかしそれだけに、"素"の自分。画像左の"演技"との対比。後に判明する、少女の孤独性の暗示。そして無言とはいえ、二人の最初のコミュニケーションとも言える。いくつかの想いがこの静かな二コマに含意されている。作者の画力とネーム力の一端である。

その後、一が父親から、一緒に暮らそうと告げられるところで第一話は終わる。

松本剛『ロッタレイン』のすべて①

10月12日。どうしようもないくらいに最高の漫画の完結巻が発売された。きっとしばらくの間、この漫画のすべてが頭から離れないと思う。

松本剛『ロッタレイン』。単行本が出るのを、この3年間、心より待ち続けた。『IKKI』2014年6月号連載開始。同誌の休刊により『ヒバナ』への移籍を経て、2017年6月号で完結。そしてこの8,9,10月の3ヶ月連続で単行本が刊行された。

“静”と”動”の巧みな描写で感情に多大なる揺さぶりをかけてくる、恐ろしいほどに叙情的な、圧倒的な漫画表現。魅力も欠点もある、登場人物の子供や大人たち。新潟の閉塞感あふれる田舎町で、彼ら彼女らの思惑が交錯・錯綜、やがては衝突し、一つの結末へと収束してゆく。全3巻。序・破・急の構成。

……玉井一(はじめ)、30歳。東京でバスの運転手を務めていたが、母親を亡くした直後に、恋人が上司と浮気をしていたことを知り、精神を崩し、仕事中に事故を起こす。家族も恋人も仕事も失った一の元に、かつて自分と母を捨てた父親が現れ、一緒に暮らそうと告げる。父親には、再婚した女性との間の息子、そして、女性の連れ子である娘がいた。13歳の美しい少女、初穂。血の繋がっていない妹。一は新潟の父の元へと赴き、新しい家族と、新しい生活を始めるが……。

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雑誌連載一話の煽り文句は、「僕たちは、出会ってしまった」。30歳の全てを失った男と、13歳の孤独な少女との関係が描かれる。少女は美しくあるが、境遇ゆえに、どこか汚れた意識を拭えない。それゆえに、脆さと力強さを併せ持った、儚げで危うい魅力を身にまとっている。男はそれに惹きつけられ、庇護欲とは別の、特殊な欲求を抱いていき、やがては……。

ロッタレインの意味は「土砂降りの雨」。暗く官能的で、ヒリつくような感情を読む者に喚起させる。松本剛の漫画は、読者から何かを奪い去り、別の何かで埋めてゆく。氏の代表作は2003年『甘い水』。寡作の漫画家で、オリジナルの長編は、本作が『甘い水』以来となる。『甘い水』も傑作と言えたが、本作『ロッタレイン』は、さらにその先を行った。

これからこのブログで本作『ロッタレイン』の読解を試みたいと思う。

 

ロッタレイン(1) (ビッグコミックス)